男性が育児休業を取得するとき、悩みやすいのが「会社へいつ伝えればよいのか」という問題です。
私は50歳で3人目の子どもが生まれることになり、2026年6月26日から8月18日まで、約2か月の育児休業を取得しました。育休終了後は、約1か月の有給休暇を続けて取得することにしました。
育休と有給休暇を合わせると、仕事を離れる期間は約3か月です。
当時は責任のある仕事を担当していたため、出産予定日の約4か月前に、直属の上司へ妻の妊娠と育休を取得したい意思を伝えました。
最初に伝えた時点では、正確な育休期間までは決まっていません。その後、約2か月前に取得期間を説明し、約1か月前から具体的な業務の引き継ぎを始めました。
この記事では、会社へ育休取得の意思を伝えてから、実際に育休へ入るまでに行った準備や引き継ぎ、育休開始後に感じた反省点を紹介します。
育休を取得した理由や、実際に感じたことについては、以下の記事で紹介しています。
関連記事:「50代で3人目の育休を取得してわかったこと|収入より大切だった家族との時間」
この記事でわかること
- 育休前に決めておくとよいこと
- 男性育休を会社へ伝えた時期
- 育休開始までの準備スケジュール
- 担当業務を複数のメンバーへ引き継いだ方法
- 育休開始後も仕事を気にしてしまった反省点
男性育休を会社へ伝えたのは出産予定日の4か月前
私が直属の上司へ妻の妊娠を伝えたのは、出産予定日の約4か月前です。
その際、妻が妊娠していることと、子どもが生まれた後に育児休業を取得したいと考えていることを伝えました。
育休取得の意思を伝える最適な時期が分からなかったことに加え、当時は責任のある仕事を担当していました。
長期間仕事を離れることを考えると、直前に伝えるよりも、早めに相談した方が会社側も準備しやすいと考えました。
上司から否定的な反応はなかった
育休を取得したいと伝えたとき、直属の上司からは「おめでとう」と言ってもらえました。
育休取得について否定的な反応をされたり、取得を考え直すように言われたりすることもありませんでした。
会社全体として育休を取得しやすい風土があったことも、影響しているのかもしれません。
50代の男性が約2か月の育休を申し出ることに多少の緊張はありましたが、実際に伝えてみると、心配していたような反応はありませんでした。
育休取得までの準備スケジュール
私が会社へ相談してから育休を取得するまでの流れは、次のとおりです。
| 時期 | 行ったこと |
|---|---|
| 出産予定日の約4か月前 | 直属の上司へ妻の妊娠と育休取得の意思を伝えた |
| 約2か月前 | 育休を取得する正確な期間を説明した |
| 約1か月前 | 部署内で周知され、担当業務の分担と引き継ぎを始めた |
| 約1か月前 | 会社の社内ツールから人事へ正式に申請した |
| 2026年6月26日 | 育児休業を開始した |
最初に取得意思を伝えた時点では、細かな日程までは確定していませんでした。
その後、出産予定日が近づいた段階で取得期間を決め、約2か月前に上司へ正確な時期を説明しました。
人事への正式な申請は育休開始の約1か月前
人事への正式な申請は、育休開始の約1か月前に行いました。
私の勤務先では、会社の社内ツールから育休取得を申告する仕組みになっていたため、紙の申請書などを提出する必要はありませんでした。
必要な手続きや申請期限は会社によって異なります。
育休を検討している場合は、早めに直属の上司へ相談するとともに、社内規程や人事部門の案内を確認しておくと安心です。
育休中の収入や育児休業給付金、社会保険料免除については、以下の記事で解説しています。
関連記事:「男性育休で収入はいくら減る?給付金の上限・社会保険料・賞与を実体験で解説」
担当業務は部署のメンバー数人へ分担
私が担当していた仕事は、部署のメンバー数人へ分けて引き継がれました。
一人の後任者へすべてを任せるのではなく、それぞれの仕事に関係するメンバーが分担して対応する形です。
引き継ぎ先は、以前から一緒に仕事をしてきたサブメンバーが中心でした。そのため、あらためて詳しい引き継ぎ資料は作成しませんでした。
育休開始の約1か月前から部署内へ周知され、少しずつ業務を分担していきました。
仕事の内容を理解しているメンバーへ引き継げたことは、長期間仕事を離れるうえで大きな安心材料になりました。
育休開始後も仕事を気にしてしまった
育休へ入る前に不安だったのは、仕事をきっぱり忘れて育児に専念できるかどうかでした。
実際には、育休へ入る直前に想定以上に仕事が忙しくなり、すべてを十分に整理した状態で休みに入ることができませんでした。
引き継いだメンバーへの申し訳なさもあり、育休開始後の約3週間は、自主的にメールを確認するなど、必要なフォローをしてしまいました。
会社から対応を求められたわけではありません。自分自身が仕事の状況を気にしてしまい、完全に切り離すことができなかったのです。
育児休業は、子どもの養育に専念するための休業です。厚生労働省も、育児休業期間中の就労は原則として想定されていないと案内しています。
今振り返ると、育休開始後は仕事をしなくても済むように、担当業務だけでなく、休業中の連絡方法や対応方針まで事前に決めておく必要があったと感じます。
早めに相談してよかったこと
出産予定日の約4か月前に育休取得の意思を伝えたことで、会社や上司には早い段階から準備してもらうことができました。
正確な日程が決まっていなくても、まずは取得意思だけ伝えておくことには意味があったと思います。
特に、複数のメンバーが関係する仕事や、すぐに代わりを用意できない仕事を担当している場合は、早めに相談することで引き継ぎ方法を検討する時間を確保できます。
一方で、早めに伝えただけで安心せず、育休開始日から逆算して具体的な引き継ぎを進めることも重要です。
私の場合、約1か月前から引き継ぎを始めましたが、直前に仕事が忙しくなったこともあり、完全に仕事から離れるまで時間がかかりました。
育休中にどのような1日を過ごしていたのかについては、以下の記事で紹介しています。
関連記事:「男性育休中の1日を公開|3児の父が担当する家事・育児とリアルな生活」
育休前に決めておけばよかったこと
今回の経験から、育休前には次の点まで決めておくとよいと感じました。
- 自分が担当している仕事の一覧
- それぞれの仕事を引き継ぐメンバー
- 休業中に問題が発生した場合の連絡先
- 自分に連絡が必要となる緊急事態の範囲
- 育休開始後は原則として仕事に対応しないこと
- 復帰後に確認する仕事の整理方法
一緒に仕事をしているメンバーへの引き継ぎであっても、簡単な業務一覧や注意事項を残しておけば、より安心して育休へ入れたと思います。
私の場合は4か月前に相談してよかった
男性育休を会社へ伝える時期に、すべての人へ当てはまる正解があるわけではありません。
仕事内容や会社の制度、職場の人数によって、必要な準備期間は異なります。
私の場合は、出産予定日の約4か月前に取得意思を伝え、約2か月前に正確な期間を説明しました。そして、約1か月前から具体的な引き継ぎを始めました。
責任のある仕事を担当していたことを考えると、4か月前に相談したことで、引き継ぎを考える時間を確保できたと感じています。
ただし、引き継ぎは「誰に任せるか」だけでなく、「育休開始後に自分が対応しなくても仕事が進む状態」を作るところまで準備することが大切です。
まとめ
私が男性育休を取得するまでの流れは、次のようになりました。
- 出産予定日の約4か月前に直属の上司へ相談
- 約2か月前に正確な取得期間を説明
- 約1か月前から部署内で業務を分担
- 約1か月前に社内ツールから人事へ正式申請
- 約2か月の育休後に、約1か月の有給休暇を続けて取得
上司から嫌な顔をされることはなく、職場のメンバーにも仕事を引き継ぐことができました。
一方で、育休開始後も仕事が気になり、自主的なメール確認などを約3週間続けてしまったことは反省点です。
これから育休を取得する人には、早めに取得意思を伝えるだけでなく、育休中は仕事を切り離して育児に専念できる状態まで準備することをおすすめします。
育休終了後はすぐに仕事へ復帰せず、約1か月の有給休暇を続けて取得することにしました。その理由については、以下の記事で紹介しています。