楽天証券の新NISAで年間360万円を投資しながら、SBI証券の特定口座でも月10万円を積み立てていました。
しかし、2026年8月にSBI証券の積立を停止しました。
結論から言うと、SBI証券に不満があったからではありません。資産全体に占める現金の割合が下がり、年間約480万円を投資する状態は、わが家にとって投資額が多すぎると感じたためです。
三井住友カード ゴールド(NL)のクレカ積立では、私の場合、月1,000ポイントを受け取っていました。それでも、ポイントを最大限もらうことより、楽天証券のNISAを使い切り、株価が大きく下落したときに高配当株を買える現金を確保することを優先しました。
この記事では、SBI証券で積立を始めた経緯、2026年8月に停止した理由、積立停止後の投資方針を紹介します。
※この記事は、私自身の投資経験と判断を紹介するものです。特定の証券会社や金融商品の利用を推奨するものではありません。投資には元本割れなどのリスクがあるため、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。
この記事でわかること
- 楽天証券とSBI証券で行っていた投資内容
- SBI証券でクレカ積立を始めた経緯
- 年間約12,000ポイントを手放して積立を停止した理由
- NISAと現金比率を優先した考え方
- 保有商品の扱いと今後の投資方針
結論|ポイントよりNISAと資産配分を優先した
私がSBI証券の積立を止めた理由は、次の2つです。
- 楽天証券の新NISAを優先するため
- 現金比率を上げ、株価下落時に高配当株を買えるようにするため
積立を止める前は、楽天証券の新NISAで年間最大360万円、SBI証券の特定口座で年間120万円、合計で年間最大480万円を投資する状態でした。
投資を続ければ、長期的に資産が増える可能性があります。一方で、投資に回しすぎると、株価が大きく下がったときに追加投資する現金が不足します。
私の場合、現金比率が約13%まで下がってきたこともあり、中長期的に20%程度まで上げたいと考えています。この20%に明確な根拠があるわけではなく、わが家の資産や今後の支出を考えた目安です。
楽天証券とSBI証券で行っていた投資
積立停止前の主な投資内容は、次のとおりです。
| 証券会社・口座 | 投資内容 | 毎月・年間の投資額 |
|---|---|---|
| 楽天証券・新NISAつみたて投資枠 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 月5万円 |
| 楽天証券・新NISAつみたて投資枠 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 月5万円 |
| 楽天証券・新NISA成長投資枠 | 日本の高配当株、AppleやNVIDIAなどの米国株 | 年間最大240万円 |
| SBI証券・特定口座 | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 月5万円 |
| SBI証券・特定口座 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 月5万円 |
楽天証券では、つみたて投資枠の年間120万円を月10万円で使い切り、成長投資枠の年間240万円もスポット購入で使い切るようにしています。
成長投資枠では日本の高配当株を中心に購入し、楽天市場のSPU達成も意識して、AppleやNVIDIAなどの米国株も購入しています。
2024年からのNISAは、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円で、併用すると年間最大360万円を投資できます。運用益や配当金が非課税になるため、私は特定口座での新規積立よりNISAを優先しました。
外部リンク:NISAを知る|金融庁
SBI証券を使い始めたきっかけは米国ETFだった
私が最初に利用した証券会社は楽天証券です。2019年から楽天証券でインデックス投資やNISAを始めました。
その後、米国ETFを購入するためにSBI証券も使うようになりました。当時の住信SBIネット銀行で円をドルに替え、そのドルをSBI証券へ移して、次の米国ETFを購入しました。
- VOO
- SPYD
- VYM
- HDV
これらの米国ETFは、現在もSBI証券で保有しています。
その後、2021年に三井住友カードのクレカ積立でポイントを受け取れるようになったことをきっかけに、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドを月5万円積み立て始めました。
2024年にクレカ積立の上限が月5万円から月10万円へ引き上げられた際には、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を月5万円追加しました。
外部リンク:クレジットカード積立の上限額10万円への引き上げ|SBI証券
SBI証券の積立を止めた2つの理由
1.特定口座より楽天証券のNISAを優先したかった
楽天証券の新NISAでは、年間360万円をできるだけ使い切る方針です。
一方、SBI証券の積立は特定口座で行っていました。特定口座では、売却益などに原則として税金がかかります。利用できるNISA枠があるなら、わが家では非課税枠を先に使う方がよいと判断しました。
今回、SBI証券の月10万円を楽天証券へそのまま移したわけではありません。楽天証券ではすでに新NISAを年間最大360万円使う方針だったため、それを続けながら、特定口座での追加投資を止めた形です。
2.現金比率を上げたかった
もう一つの理由は、現金比率が下がってきたことです。
以前の私は、必要以上に現金を持つより、当面使う予定のない資金を投資へ回すことを重視していました。しかし、楽天証券とSBI証券を合わせて年間最大480万円を投資する状態になり、「少し投資に回しすぎているのではないか」と感じるようになりました。
現金を増やしたいのは、生活防衛資金が足りないからではありません。株価が大きく下落したときに、以前から欲しかった日本の高配当株を購入できるようにするためです。
実際に、2026年3月末には、中東情勢を背景に株式市場が大きく下落した局面で、以前から欲しいと考えていた東京海上ホールディングスを楽天証券の新NISA・成長投資枠で100株購入しました。
東京海上ホールディングスは、配当と企業の成長性に期待していた銘柄です。現在も売却せず保有しています。
私は「株価が何%下がったら買う」という明確な基準を決めていません。相場、銘柄の状況、家計の余裕を見ながら判断しています。それでも、購入したい場面で動けるように、一定の現金を持っておくことは大切だと感じました。
年間約12,000ポイントを手放しても迷いはなかった
SBI証券では、三井住友カード ゴールド(NL)を使って月10万円を積み立て、私の場合は月1,000ポイントを受け取っていました。年間では約12,000ポイントです。
積立を止めれば、このポイントは受け取れなくなります。それでも、止めることに迷いはありませんでした。
1%のポイントを受け取るために、わが家にとって必要以上の金額を投資し続けるのは、順番が逆だと考えたからです。
ポイントは、無理のない投資を続けた結果として受け取れるなら魅力があります。しかし、最大限のポイントをもらうことが目的になり、投資額を増やしすぎてしまうのは注意が必要です。
なお、クレカ積立のポイント付与率や条件はカードの種類や年間利用額などによって異なり、変更されることもあります。最新の条件はSBI証券の公式サイトで確認してください。
外部リンク:三井住友カードのクレカ積立ポイント付与率|SBI証券
積立を止めても保有商品は売却していない
2026年8月に止めたのは、新たな積立だけです。
SBI証券で積み立ててきた次の2つの投資信託は、売却せず、そのまま保有しています。
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
これらは、以前の記事で住宅ローンを一括返済する場合の売却候補として挙げた資産の一部です。現時点で一括返済を決めたわけではないため、運用を続けています。
積立を止めることと、これまで積み立てた商品を売却することは別の判断です。今回は保有資産を動かさず、今後の新規投資額だけを減らしました。
関連記事:「住宅ローン1,800万円を一括返済すべき?投資信託の売却と運用継続を比較」
SBI証券が合わなかったわけではない
今回の積立停止は、SBI証券のサービスや使い勝手に不満があったからではありません。
SBI証券をNISA口座として使っている方や、家計に無理のない範囲でクレカ積立を続けられる方にとって、ポイント還元はメリットになると思います。
私の場合は、NISA口座が楽天証券にあり、楽天証券だけで年間最大360万円を投資しています。さらにSBI証券の特定口座で年間120万円を積み立てると、現金比率を上げたいという現在の方針と合わなくなりました。
どちらの証券会社が一律に優れているかではなく、自分がNISAをどこで利用しているか、年間いくら投資できるか、どの程度の現金を持ちたいかによって、適した選択は変わります。
今後は資金に余裕ができたら再開を検討する
SBI証券の積立を永久にやめると決めたわけではありません。
わが家には子どもが3人おり、今後は教育費などの支出も増えていきます。まずは毎月10万円を現金として残し、現金比率を少しずつ上げる方針です。
今後、現金比率や家計の状況を確認し、資金に余裕ができたと判断すれば、SBI証券の積立を再開する可能性もあります。
一度決めた積立額を変えずに続けることだけが正解ではありません。家族構成、支出、資産配分が変われば、投資額も見直してよいと考えています。
まとめ|お得さより自分に合った投資額を優先する
私が2026年8月にSBI証券の積立を止めた理由は、次のとおりです。
- 楽天証券の新NISAを年間最大360万円使う方針を優先した
- SBI証券を含めると年間最大480万円の投資になり、多すぎると感じた
- 約13%まで下がった現金比率を、中長期的に20%程度へ上げたい
- 株価が大きく下落したときに、日本の高配当株を買える現金を確保したい
- 月1,000ポイントより、NISAの非課税メリットと資産配分を優先した
SBI証券やクレカ積立に不満があるわけではありません。大切なのは、ポイントを最大限受け取ることではなく、自分のNISA口座や家計、資産配分に合った証券会社と投資額を選ぶことだと思います。
お得だからという理由だけで無理に投資額を増やすのではなく、現金と投資のバランスを定期的に見直す。今回の積立停止は、そのための判断でした。