楽天経済圏という言葉を聞くと、「楽天のサービスをたくさん契約すれば、大量のポイントが貯まる」というイメージを持つかもしれません。
私が楽天のサービスをまとめて使い始めたのは、2020年頃です。当時はポイント還元の高さに魅力を感じ、楽天市場だけでなく、楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天モバイルなどへ利用を広げていきました。
現在、楽天市場の画面に表示されている私のSPUは9.8倍です。
ただし、ポイントのために不要なサービスを契約したり、買い回り店舗数を増やすために余計な商品を買ったりはしていません。楽天市場が常に最安とも限らないため、他サイトとの価格比較も続けています。
この記事では、私が現在利用している楽天のサービス、楽天市場での買い方、ポイントの使い道、楽天リーベイツの実績を紹介します。実際にどのくらい家計への効果があるのかも、公開できる数字を使って検証します。
この記事でわかること
- 私が楽天経済圏で実際に利用しているサービス
- SPU9.8倍をどのように達成しているか
- 楽天市場でポイントを増やすための買い方
- 通常ポイントと期間限定ポイントの使い分け
- Apple製品購入時に楽天リーベイツで獲得したポイント
- 楽天プレミアムカードの年会費を回収できているか
- 改悪後も楽天経済圏を続けている理由
私が現在利用している楽天のサービス
現在、私が継続的に利用している主なサービスは次のとおりです。
| サービス | 私の使い方 |
|---|---|
| 楽天市場 | 毎月5万円以上購入することが多い |
| 楽天プレミアムカード | 楽天市場だけでなく普段の買い物にも利用 |
| 楽天銀行 | 楽天カードの利用代金を引き落とし |
| 楽天証券 | 投資信託を毎月10万円、楽天カードで積み立て |
| 楽天モバイル | 月3GB以下の予備回線として利用 |
| 楽天モバイルキャリア決済 | マネーフォワードや電子書籍などの支払いに利用 |
| 楽天ひかり | 2024年1月から自宅回線として利用 |
| 楽天ペイ | 使える実店舗では基本的に利用 |
| 楽天トラベル | 旅行予約時に利用 |
| 楽天リーベイツ | Apple公式サイトや楽天トラベルを利用する前に経由 |
現在のSPUは9.8倍
SPUは、対象となる楽天のサービスで条件を達成すると、楽天市場で獲得できるポイントが増える仕組みです。
私が継続的に達成している主な条件は次のとおりです。
| 対象サービス | ポイント倍率 | 達成している条件 |
| 楽天モバイル | +4倍 | Rakuten最強プランを契約し、エントリー |
| 楽天モバイルキャリア決済 | +2倍 | Androidで月2,000円以上利用し、エントリー |
| 楽天ひかり | +2倍 | 楽天ひかりを契約し、エントリー |
| 楽天銀行+楽天カード | +0.3倍 | 楽天カードの利用代金を楽天銀行から引き落とし |
| 楽天証券・投資信託 | +0.5倍 | 月3万円以上のポイント投資など所定の条件を達成 |
これに楽天カード利用分などが加わり、現在の画面ではSPU9.8倍と表示されています。
SPUには、サービスごとに獲得上限や対象金額、エントリーの有無など細かな条件があります。表示されている倍率を購入金額へそのまま掛けた金額が、必ず付与されるわけではありません。
特に、楽天モバイル、楽天モバイルキャリア決済、楽天ひかりはエントリーが必要です。私は楽天市場で買い物をする前に、SPUの達成状況とキャンペーンのエントリー状況を確認しています。
最新の達成条件やポイント上限は、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」で確認できます。
楽天モバイルは予備回線とSPUの両方で活用
私のスマートフォンのメイン回線は、日本通信SIMです。20GBと月70分の無料通話が付いて月額1,390円で利用しています。
楽天モバイルは2回線目の予備回線として残しており、データ使用量は月2GB以下です。月額料金は3GBまでの1,078円に収まっています。
楽天市場では月5万円以上買うことが多いため、楽天モバイルのSPU+4倍によるポイントは、単純計算では月1,800~2,000ポイント程度になります。実際には税抜金額や獲得上限によって変わりますが、月額1,078円を上回る効果が期待できます。
ただし、SPUのためだけに不要な回線を契約しているわけではありません。通信障害などに備えた予備回線としての役割もあるため、通信サービスとして必要性を感じたうえで継続しています。
楽天証券では毎月10万円をカード積立
楽天証券では、オール・カントリーやS&P500などの低コスト投資信託を、楽天プレミアムカードで毎月10万円積み立てています。
積立の一部に楽天ポイントを使うポイント投資も設定し、楽天証券のSPU+0.5倍を達成しています。
楽天プレミアムカードによるクレカ積立の還元率は、投資信託の代行手数料にかかわらず1.0%です。毎月10万円なら月1,000ポイント、年間では12,000ポイントになります。
資産形成のために行っている積立投資でポイントも受け取れるため、私にとっては無理のないSPU達成方法です。
関連記事:「楽天証券のNISAを優先するためSBI証券の積立を止めた理由」
楽天市場ではキャンペーンまで待ってまとめ買い
楽天市場で必要なものを見つけても、すぐには購入しません。まずお気に入りへ登録し、お買い物マラソンや楽天スーパーSALEの開催まで待ちます。
実際の購入日は、次のポイントアップをできるだけ重ねています。
- 5と0のつく日
- 楽天イーグルスやヴィッセル神戸が勝った翌日
- 楽天プレミアムカードの特典が付く火曜日・木曜日
- お買い物マラソンや楽天スーパーSALEの開催期間
キャンペーンは、エントリーが必要なものも少なくありません。購入する商品をお気に入りに入れておき、開催日になったらエントリーとクーポンを確認してから注文します。
よく購入するものは、次のような商品です。
- Apple Gift Cardや楽券
- 赤ちゃん用品や子どものスポーツ用品
- 食品・日用品
買い回りの店舗数を増やすためだけに、不要な商品を買うことはありません。必要なものが少なければ、無理に上限店舗数まで増やさないようにしています。
ポイント還元を含めても他サイトより高ければ買わない
SPUや買い回りでポイント倍率が高くなると、楽天市場が一番安いように感じることがあります。
しかし、商品価格そのものが他サイトより高ければ、ポイントを受け取っても得になるとは限りません。
私は購入前に、Amazon、Yahoo!ショッピング、価格.comなどと比較しています。商品価格だけでなく、送料、クーポン、獲得予定ポイントを含めた実質負担額を見て、トータルで安いところから購入します。
楽天経済圏を使っていても、楽天だけにこだわらないことが無駄な支出を防ぐうえで重要だと考えています。
Apple Gift Cardは数か月に分けて買い貯める
iPhone、Mac、iPad AirなどのApple製品を購入するときは、楽天市場でApple Gift Cardを買っています。
高額なApple製品の購入に必要な金額を一度に用意するのではなく、楽天市場のキャンペーンや購入上限に合わせて、数か月に分けてApple Gift Cardを買い貯めます。
Apple Gift Cardの購入時に楽天市場のポイントを獲得し、Apple公式サイトで製品を買うときは楽天リーベイツを経由します。
この方法により、Apple Gift Cardを購入するときと、Apple公式サイトで製品を購入するときの2段階でポイントを受け取れます。
ただし、Apple Gift Cardはキャンペーンの対象外になる場合や、購入上限が設定される場合があります。Apple公式サイトも、楽天リーベイツのポイント対象外となる製品や条件があるため、購入前の確認が必要です。
関連記事:「Apple製品を少しでも安く買う方法|楽天でApple Gift Cardを購入して楽天リーベイツを使う手順」
楽天リーベイツで8,650ポイントを獲得した実例
2025年1月、Apple公式サイトで2回に分けて購入した際の楽天リーベイツ実績は次のとおりです。
| Apple公式サイトでの購入額 | 獲得ポイント |
| 171,182円 | 5,135ポイント |
| 117,182円 | 3,515ポイント |
| 合計288,364円 | 合計8,650ポイント |
実質的な還元率は約3.0%でした。
約28.8万円の買い物で8,650ポイントを受け取れたため、楽天リーベイツを経由するだけでも無視できない差になりました。
現在は楽天トラベルを利用するときも、楽天リーベイツを経由しています。2026年8月時点では、楽天トラベルのポイントバック率は1.0%と案内されています。
還元率や対象条件は変わるため、利用前に「楽天リーベイツ|いつものお買い物で楽天ポイントが貯まる!」で確認しています。
貯まったポイントは家計の支払いに使う
楽天ポイントは、貯めること自体を目的にせず、家計の支払いへ使っています。
私の使い分けは次のとおりです。
- 通常ポイント:楽天カードの利用代金へ充当
- 期間限定ポイント:楽天ペイで日常の買い物に利用
- 楽天モバイル:ポイントを毎月の支払いへ自動的に充当
楽天ペイが使える店舗では、基本的に楽天ペイを使います。コンビニ、ドラッグストア、飲食店、ガソリンスタンドなどで期間限定ポイントを消化しています。
通常ポイントを楽天カードの支払いに使えば、ポイントを使うために新たな商品を探す必要がありません。ポイントによって、普段のカード利用額を直接減らせます。
楽天プレミアムカードの年会費は回収できているか
楽天プレミアムカードの年会費は11,000円です。
一般カードと比べたとき、私の使い方で得られる主な追加ポイントを概算しました。
| プレミアムカードによる差 | 年間の概算 |
| 楽天証券のクレカ積立(年間120万円、一般カードとの差を0.5%として計算) | 約6,000ポイント |
| 火曜日・木曜日の楽天市場特典(月5万円利用として計算) | 約6,000ポイント |
| 誕生月特典(月5万円利用として計算) | 約500ポイント |
| 合計 | 約12,500ポイント |
単純計算では、年会費11,000円を差し引いても約1,500円相当のプラスです。
さらに、楽天トラベルの事前カード決済特典、ETCカードの年会費無料、旅行保険などもあります。
一方で、楽天市場の利用額が少ない人や、楽天証券でカード積立をしない人は、年会費を回収できない可能性があります。楽天プレミアムカードが誰にでも得なのではなく、利用するサービスと金額で判断する必要があります。
最新の特典や利用条件は、「楽天プレミアムカード|楽天カード」で確認できます。
関連記事:「クレジットカード3枚を使い分ける理由|楽天カード・三井住友カード・VIEWカードの用途を公開」
月5万円の楽天市場利用でどのくらい得するのか
楽天市場で月5万円購入し、SPU表示が9.8倍の場合、単純計算では約4,900ポイントです。
ただし、実際には税抜金額を基準にする特典、税込金額を基準にする特典、月間獲得上限がある特典が混在しています。そのため、実際のSPU分はおおむね4,000円台が一つの目安になります。
さらに、お買い物マラソン、5と0のつく日、勝ったら倍、ショップ独自のポイントアップなどが重なれば、獲得ポイントは増えます。
一方、SPUを達成するために支払っているサービス料金もあります。
- 楽天モバイル:月額1,078円
- 楽天ひかり:戸建て向け月額5,280円
- 楽天プレミアムカード:年会費11,000円
これらをすべて「ポイント獲得費用」と考えるのは適切ではありません。楽天モバイルは予備回線、楽天ひかりは自宅のインターネット回線として必要だから利用しています。
もともと必要なサービスを楽天にまとめ、その結果としてSPUが上がる。この順番を崩さないことが、楽天経済圏で無理なく得をする条件だと考えています。
以前より改悪されたと感じる点
楽天経済圏を使い始めた2020年頃と比べると、以前よりお得さが下がったと感じています。
特に感じるのは、次の2点です。
- ポイントの月間獲得上限が低くなった
- SPU対象になるための条件が複雑になり、達成のハードルが上がった
以前は、楽天ふるさと納税も通常ポイント、SPU、お買い物マラソンなどの対象でした。私もふるさと納税は楽天を利用していました。
しかし、2025年10月1日以降は制度変更により、楽天ふるさと納税への寄付は、楽天市場の通常ポイント、SPU、買い回りなどの対象外になっています。
今後のふるさと納税は楽天に固定せず、返礼品の内容や実質的なお得さを比較し、他サイトも含めて選ぶ方針です。
ポイント付与に関する制度変更は、「楽天ふるさと納税におけるポイント付与ルール変更のおしらせ」で確認できます。
改悪後も楽天経済圏を続ける理由
ポイント条件の改悪を感じても楽天経済圏を続けているのは、現在も全体ではメリットがあると判断しているからです。
私の場合は、楽天市場を毎月利用し、楽天モバイルを予備回線として使い、楽天証券ではもともと必要な積立投資をしています。その結果としてSPUが上がるため、ポイントのためだけに生活を変えているわけではありません。
一方で、楽天にすべてを固定するつもりもありません。商品を購入するときは他サイトと実質価格を比較し、ふるさと納税も返礼品の内容などを見て利用先を選びます。
楽天経済圏は、一度入ったら抜けられない仕組みではなく、その時点でメリットのあるサービスだけを選んで利用するものだと考えています。
まとめ|必要なサービスを組み合わせれば今もメリットはある
私が楽天経済圏で実践していることをまとめます。
- 楽天市場では必要な商品をお気に入りに入れ、キャンペーンまで待って購入する
- 楽天モバイル、楽天証券、楽天ひかりなど、もともと必要なサービスを組み合わせる
- Apple Gift Cardや旅行予約では、楽天リーベイツも活用する
- 通常ポイントと期間限定ポイントを家計の支払いに使う
- ポイント還元を含めても他サイトより高ければ、楽天市場では買わない
楽天経済圏は、以前よりポイント上限やSPUの達成条件が厳しくなっています。それでも、楽天市場で毎月買い物をし、楽天モバイルや楽天証券を無理なく利用できる人なら、現在も家計改善に活用できます。
大切なのは、ポイントを増やすために不要なサービスを契約することではありません。商品価格、送料、クーポン、ポイント還元、サービス料金を含めた実質的な負担額で判断することです。
私も今後の制度変更を確認しながら、全体としてメリットがある楽天サービスだけを利用していきます。